「南昌荘」は岩手県盛岡市にある近代和風の歴史的建造物で、盛岡市保護庭園・保存建造物、および庭園が国の登録記念物に指定されています。
また、2017年春に公開された「3月のライオン」の舞台としても知られ、実際に撮影が行われた「南昌の間」を見学することもできます。南昌荘の点群データには、南昌荘の他に南昌荘庭園も含まれており、点の総数は約10億近くにもなります(図1)。
【ビデオ】盛岡市南昌荘-点群データからのBIM化-高解像度版 (mp4形式)
図2は南昌荘の点群データから3DCADモデルを作成している作業画面です。使用したソフトウェアはオートディスク社のRevitです。点群データから3DCADモデルを作成すると、図3、図4のような高品質なレンダリングが可能となります。また、ヘッドマウントディスプレィを用いれば、仮想空間の南昌荘内部や庭園を歩き回ることが可能です。
図1 南昌荘の点群データ
図2 3DCADモデル
図3 レンダリング例(1)
図4 レンダリング例(2)